■NGC4565 2022/12/27 04:25:35 Sky-Watcher Mak127 ASI2600MC 2.5分×36コマ・ゲイン450・冷却-10度 撮影:久保庭敦男様
■M51 2022/12/27 02:48:34 Sky-Watcher Mak127 ASI2600MC 2.5分×36コマ・ゲイン450・冷却-10度 撮影:久保庭敦男様
■満月前の月 2023/01/06 00:13:14 Sky-Watcher Mak127 ASI2600MC 7.5ms×3000フレーム・ゲイン200・冷却0度 撮影:久保庭敦男様
■ZTF彗星(C/2022 E3)2023/01/06 04:26:35 Sky-Watcher Mak127 ASI2600MC 2分×31コマ・ゲイン450・冷却-10度 撮影:久保庭敦男様
<撮影者のコメント>
Sky-Watcher Mak127ですが、月惑星はもちろん、彗星小惑星などの移動天体、12/27の記事のような銀河↓などもしっかり撮影できることが分かりました。http://kuusou.asablo.jp/blog/2022/12/27/9550749
これまで私はニュートン反射など副鏡がスパイダーで支えられるものばかり使ってきたので、今更ながら輝星にスパイダーが無い長焦点星野は新鮮でした。
下記のISS日面通過もMak127。これは設定に失敗してISSが少し流れてしまいました。シーイング最悪ながら黒点や白斑はそれなりに写りました。https://kuusou.asablo.jp/blog/2022/12/04/9545623
<中川昇の視点>下記のISS日面通過もMak127。これは設定に失敗してISSが少し流れてしまいました。シーイング最悪ながら黒点や白斑はそれなりに写りました。https://kuusou.asablo.jp/blog/2022/12/04/9545623
意外なものでは下記の気象衛星ひまわりもMak。ガイドミスさえしなければかなり暗い天体も検出できます。https://kuusou.asablo.jp/blog/2022/12/03/9545340
銀河などは、海外サイトなどではビックリするような画像が少なからず紹介されています。短焦点+明るいFがもてはやされる時代ながら、F10-15あたりの良質の長モノだって負けない魅力がありますよね。Mak127サイズの小型望遠鏡は気温に慣らす時間が少なくて済み、強風などの影響も小さくて助かります。いっぽうFの暗さは一長一短で、収差や周辺減光は少ないものの、暗い天体に対する速写性はありません。数分で変化するZTF彗星のイオンテイル微細構造などはさすがに写りません。動きが速すぎない小惑星などは18等程度までとらえることができます。
12/28に記事にした「MAK127が月面写真に最適な理由」は、月末の28日掲載としては異例の月間3位のアクセス数がありました。物事を深く追求するタイプの久保庭さんならではの独自の視点からの切り口で、私も深く納得した次第です。今年も様々な面でお世話になるかと存じますが、何卒よろしくお願いいたします。
P.S. 昨日1/11は色々なことがありました。お陰様で愛猫ルルちゃんは無事退院出来ました。落ち着いたら猫カムランでご報告したいと思います。千葉の実家の整理にも行きましたが、両親が元気だった頃の家族旅行の写真やお土産の置物などを見ると、改めて一日一日の大切さ、積み重ねの大切さを実感しました。全てに感謝。