スマホで天体光害カットフィルター効果 (002)
■スマホで天体撮影~光害カットフィルター併用によるM42の比較 miniBORG50 UF18mm※暗夜はXL28mm pixel4a ISOは画像の中に記載 撮影:山内壮介様(福島県)
スマホで天体光害カットフィルター効果-batou_ (002)
■スマホで天体撮影~光害カットフィルター併用による馬頭星雲の比較 miniBORG50 UF18mm※暗夜はXL28mm pixel4a ISOや画像処理は画像の中に記載 撮影:山内壮介様(福島県)

<撮影者のコメント>
仮想都市部光害を想定して「満月期にスマホで天体撮影に光害カットフィルターは効果ありか?」を試してみました。暗夜の写りには及びませんがそこそこ写ります。光害カットフィルターを加えると若干ですが効果があるようです。フィルターは、現像しなくてもそれほど違和感ない色調なのASTRO LPR Filter Type 1で撮ってみました。赤い星雲には効果がありましたが、青い星雲はいまいちでした。今回はスマホの天体写真モードで撮った写真をさらにコンポジットで3枚=4分(16秒×15)×3=トータル12分露出画像を処理も試してみました。月夜でも馬頭星雲が絞り出せました。都市部での天体写真撮影と同じ様にフィルターやコンポジットは効果的だと思います。ただそこまでやるとスマホのお手軽さはなくなってしまうので微妙なところですが、淡い天体は厳しそうだけど、都市部でも明るい星雲とか星団ならスマホ撮影でも十分楽しめそうです。
https://kanotuno.at.webry.info/202103/article_3.html

<中川昇の目線> 
山内さん、今回も貴重な情報をありがとうございます。山内さんには今までもスマホデジスコの投稿をいくつも(春の星雲星団秋の星雲星団冬の星雲星団)いただいており好評を博しております。今回の投稿画像により、スマホで天体コリメート撮影をする際に、光害カットフィルターが満月期に効果があることやコンポジットも効果的であることが分かります。また、アクロマートであるミニボーグ50(これも生産中止、在庫限り)も天体写真に十分通用する性能を有していることも改めて分かりました。ありがとうございます。これからも山内さんならではの情報を期待しております。今後ともよろしくお願いいたします。
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【追記】
3/11の(木)の明け方は忙しいかも?まず、月・水星・土星の接近。さらに宇宙ステーションきぼうが見頃となります。いつもお世話になっているKochabさんの星見日記の該当する記事はこちらこちらから。