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タカハシ ε-160ED鏡筒 新製品 予約受付中
●口径160mm●焦点距離530mm●F3.3●補正レンズにEDレンズを採用

<中川昇の目線>
新製品のアナウンスが遅くなりまして申し訳ありません。各社怒涛の新製品ラッシュで本ブログでの情報発信が遅れてしまいました。ただ、そこは天下のタカハシ。すでにご予約をいただいております。先日のNHKの「コズミックフロント☆NEXT」放送効果も大きいのか?高橋の高単価商品がいつもの夏以上に売れている気がします。元々量産は出来ない製品ばかりですので、ぜひお早目のご予約をいただければ幸いです。
ところで、先日シュミット内でこのタカハシ ε-160ED鏡筒の話題が上った時に「タカハシはなぜ16㎝なのか?」という素朴な質問がシュミットの若手スタッフから私にありました。その時はお茶を濁した答えしか出来なかったのですが、私の子供の頃からの経験を振り返ると以下のような仮説が浮かび上がりました。

①そもそも反射系の標準口径は当時(1970年前後)15㎝だった。
②当時の代表的な反射望遠鏡といえば西村製作所の15㎝F8の経緯台。朝顔型の三脚。
③1970年代前半ならアストロ光学の15㎝F8反射式赤道儀LN6Eも有名。天文ガイド表紙の裏の広告。
④そこへ1977年12月、高橋から「16㎝F8」鮮烈デビュー。ライバルよりも1㎝大きいというアドバンテージ。
⑤さらに1983年8月MT160デビュー。そして1984年6月ε160デビュー。
⑥15㎝=6インチ。インチでは割り切れない数字それが16㎝。日本製を強くアピール。
⑦以下中川の憶測。「16」は栄光の巨人軍の打撃王でV9時代の名監督の川上哲治の背番号。経営者の方々の脳裏にはこの「16」という数字にある種の憧れがあったのではないか?2,4,8で割り切れるというキリの良い数字。それがブランド化にも貢献しているのかも?私がタカハシの16㎝F8反射を入手した際の「あの何とも言えない誇らしい気持ち」は生涯忘れることはないでしょう。
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タカハシ EM11 TEMMA3 【7/28まで・期間限定展示中】新製品 予約受付中

<シュミットスタッフのコメント>
このEM11 TEMMA3ですが、なんと言ってもWi-Fi対応となって進化した操作インターフェースが魅力的です。ハンドコントローラーも新しいタイプになっています。これによってスマートフォンやタブレット、PCと無線で接続して自動導入が行えるようになりました。シルバーにカラーチェンジされたワンポイントカラーがスマートな印象を引き立てています。その他、細かい箇所で色々と変更点がありますが、画像では伝えきれないので是非展示機をご活用下さい。
展示期間は「7/28(火)まで」となっておりますので、参考にしたいという方がいらっしゃいましたら是非この連休中にお越し頂ければ幸いです。

<中川昇の目線>
「なぜTEMMAというのか?」またまたシュミットの若手スタッフから中川に無茶ぶりが…。「天馬ペガサスから来ているんじゃないかい?」とまた曖昧な回答でお茶を濁しました。彼いわく「TEMMA」というのが何かの頭文字を取った略称なのではないか?というのです。例えばTakahashi Equatorial Mount Mechanism Automaticとかなんとか。真相は闇の中です。いずれにしても28日までシュミットに展示中です。
それにしてもここのところの怒涛の新製品ラッシュに情報発信が全く追い付きません。メーカーからのスペックだけを発信するなら誰でもできますが、それではあまり意味がないと考えています。やはり中川の目線を通して見た時にどう見えるか?何を感じるか?という周辺情報やエピソードを添えて発信することに意味があると思います。現在抱えている記事のストックは50や60ではききません。早く発信したいと思う一方で心をこめたいとも考えています。連休返上で書いておりますが、雨とコロナで身動きが取れないので、ちょうどよかったです。何よりブログを書くのが楽しく、性に合っているのでしょう。子供の頃からの星日記の習慣が今に生きていると実感します。
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