■木星:7月5日(日) 月と木星の接近
※作例画像:根本泰人様 2019/8/10 21:09JST頃 + PMx4 + + 90秒 25%スタック CGX-L 赤道儀 自動追尾
満月と木星が7月5日の宵~6日の明け方にかけて接近します。満月に負けないくらい木星も明るいので、かなり見応えのあるランデブーになると思います。近くには土星もいます。特に月が昇る時間帯(東京で19時16分頃)に地上の風景と木星を同時に写すのも面白いと思います。
■土星:7月6日
※作例画像:根本泰人様 2019/9/2 21:19JST + + + 10000フレーム 50%スタック 21:16~21:23 5コマDe-rotation合成 GPD赤道儀(Synscan改) 自動追尾
7月6日の宵から7日の明け方にかけて月と土星が接近します。土星の西側には明るい木星もいますので賑やかな空になると思います。ぜひ望遠鏡やカメラを向けて見てください。
■火星:7月12日
7月12日の未明から明け方、東南東から南東の空で月と火星が接近します。火星は最接近を10月に控えておりマイナス0.9等と赤く明るい光を放っています。
■金星:7月12日
同じ7月12日前後の未明から明け方にかけて金星とアルデバランが接近します。一番接近する12日には1度未満まで近づきます。さらに17日には細い月が近付きます。アルデバランの近くにはヒアデス星団の星々が輝いておりますので双眼鏡を使うとさらに賑やかな様子が観察できるようになります。
■月面X:7月27日
今月の月面Xは月が沈む直前に見頃を迎えます。東京の月没時刻23時10分。月面Xのピークは23時過ぎなので、現実的な見頃は22時過ぎと思われます。尚、「月面LOVE:条件×」「月面A:条件×」と今月も月面地形は厳しい条件です。さらなる詳細は、月面Xの予報にも詳しいほんのり光房さんのブログへ。こちらから。
■宇宙ステーション「きぼう」:7月上旬は夜中に見頃を迎えるなど、あまり適さない条件となっています。7月中旬になると夕方に見頃となり好条件を迎えます。最新情報はこちらからご確認下さい。
■ レモン彗星が6等前後
■ネオワイズ彗星が3等前後
特にネオワイズ彗星は予想よりも明るくなっているようです。7月中旬の夕方の西~北西の空に注目しましょう。彗星は水物ですから、常に最新の情報に注目しましょう。
<中川昇の目線>
7月は月と惑星のランデブー絡みの現象が多くなります。梅雨がいつ明けるのかがポイントになるかと思いますが、レモン彗星が6等前後とネオワイズ彗星が3等前後の2彗星にはぜひ注目したいところです。
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