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Skywatcher「AZ‐GTeシリーズ」
本製品は、お手持ちのスマートフォンやタブレット端末から操作する小型軽量の自動導入式経緯台と各種鏡筒を組み合わせた天体望遠鏡セットです。鏡筒は屈折式、ニュートン式反射、マクストフカセグレン式の3種類8機種からお好みのものをお選びいただけます。
惑星や星雲、星団、銀河、二重星など、好みの天体を端末からの操作で自動的に導入させ観測することができるので、望遠鏡初心者の方やお子様との天体観測にもお楽しみ頂けます。
この秋には火星が最接近することも注目されている今、ご家庭の庭先やベランダで「おうち時間」をより充実させるのにぴったりな製品です。

◎発売概要
●「AZ-GTe 70SS」希望小売価格:48,000円(税抜)
●「AZ-GTe 80SS」希望小売価格:53,000円(税抜)
●「AZ-GTe 102SS」希望小売価格:60,000円(税抜)
●「AZ-GTe MC90」希望小売価格:57,000円(税抜)
●「AZ-GTe MC102D」希望小売価格:59,000円(税抜)
●「AZ-GTe MAK127」希望小売価格:82,000円(税抜)
●「AZ-GTe P114N」希望小売価格:46,000円(税抜)
●「AZ-GTe P130N」希望小売価格:50,000円(税抜) 

・発売日:2020年6月12日
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 ◎製品特徴・主な仕様
AZ-GTeマウントはWi-Fiモジュールを内蔵しており、専用のアプリをインストールしたスマートフォンやタブレット端末で操作ができる自動導入経緯台です。惑星や星雲、星団、銀河、二重星など、お好みの天体を端末からの操作で自動的に導入させ観測することができます。
また、鏡筒取り付け部はアリミゾ式を採用していますので、アリガタレールを装備した他メーカーの鏡筒を取り付けることも可能で、拡張性も持ち合わせています。マウント底部には3/8カメラネジがあるのでカメラ三脚に取り付けることもできます。三脚は軽量なアルミ製2段タイプを採用。アクセサリートレイも付属します。

<主な仕様>
・電源:DC12V (単三形アルカリ乾電池×8本)
・駆動:DCサーボ モーター
・駆動スピード:恒星時~800倍速
・追尾モード:恒星時追尾,月追尾
・データベース:固有名がついた恒星、二重星、メシエ,NGC,IC,Caldwellの各カタログ天体
・SynScan App対応OS:iOS(iOS8.0以降のiPhone,iPad,及びip od touchに対応)、Android OS
・最大搭載可能重量 約5kg
・本体質量:約1.3kg(電池は含まず)
・三脚+ピラー質量:約2.7kg
・三脚の長さ:伸長:約1,215mm 縮長:約690mm
 
<中川昇の目線>
根っからのアナログ体質でデジタル時代についていけていない私としては、天体望遠鏡があまりにデジタル化することに対しては受け入れにくい側面もあるのですが、世の中の流れとしてはデジタル化は当然の流れです。この流れに逆らって望遠鏡業界を制することは不可能です。ましてや技術や機材の進歩は止められません。あとはそれをいかに使いこなすか?魅力を知ってもらうか?にかかっています。そういう時代に生きているのですから、その進歩を受け止めて宇宙の魅力にはまる人をいかに増やすか?がポイントになってくると思います。
私が天体に興味を持った1960年代後半は天文機材は相対的に高価でプアなものが主流でしたが、宇宙に興味を持っている人は今よりも多かったと思います。アポロ11号月着陸など当時の時代背景もあったとは思いますが、今はカメラを含めて天文機材の進歩が著しいのになぜ天文ファンがそれほど増えなかったのか?その答えの一つが今回のコロナ騒動だと思います。この4月以降、明らかに宇宙に興味を持つ人が増えました。今回の騒動で生命の根源である宇宙に対する関心を本能的に持たざるを得ない状況になったのだと思います。
新宇宙時代と新光学機器のマッチング。それがこれからの人類の方向性を変えていく。大袈裟かもしれませんが、そんな時代に入ったのだと思います。望遠鏡業界は成長産業の仲間入りをしたのかもしれません。
尚、私と同じく「どうもデジタル機材には馴染めない」という方には、フルマニュアル方式の「スタークエストシリーズ」のご用意もあります。選択肢がある。そのことが重要です。実に良い時代になったものです。

【追記】
先日の日食を終えたばかりの月が夕方の空に見えてきます。夏至に起きた今回の日食。今晩は全国的に天気も意外と良いようなので細い月を捉えるチャンスですが、夏至の前後の細い月はちょうど良い角度(寝すぎず立ちすぎず)に見えるということをご存知ですか?季節によって月の傾きも違うということを知ると見たり撮ったりする時の視点が違ってきます。今日は月の傾きを意識して見てみましょう!