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■星日記:1975/05/03~05/04
今から45年前の今日の星日記です。「晴れない」「こうしたい」「ああしたい」「あれが欲しい」「これが欲しい」とよく言えば「やる気満々」。悪く言えば「わがまま」という内容です。
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■星日記:1975/05/05~05/06
当時の中川少年は13歳。中学2年生。今考えると、自分が好きなものを親が買い与えてくれたことに感謝しなくてはいけなかったと痛感します。当時は自分のことしか考えていませんでした。反省です。

<中川昇の目線>
久しぶりに星日記を掲載します。「そういえば45年前の今日は何をしていたのだろうか?」とふっと思ったからです。 相変わらず星のことばかり考えていた中川少年でした。今考えると、その場ですぐに結果が出ないフィルムでの撮影は想像力を養うには最適なアイテムだったと思います。今のデジタルはすぐに結果が出る便利さと引き換えに、想像力を養う貴重な機会を奪っている側面があると思います。趣味なので、利便性や効率やスピードばかりを求めずに、面倒で遠回りで非効率な方法を厭わないスタンスでいることが長く楽しむコツかもしれません。今は特にそういう遠回りをしやすい状況下にありますので、原点に返りなさいということなのかもしれません。

P.S. 明日は雨の予報のところが多いので、今日の午後に日暈が見えるかもしれません。

P.S.2 昨日は大変興味深い番組を2本見ました。1本は養老孟司さん(解剖学者)の「まいにち、養老先生、ときどきまる」、もう1本は畑正憲さん(ムツゴロー)の「ザ・インタビュー TOPランナーの肖像」です。お二人は結構共通項があるなと感じましたが、それはひとことでいうと「理屈は後からつけるものだ」ということです。特に「ただ見るのではなく、”丁寧”にものを見る」。この養老さんの言葉は腑に落ちました。

P.S.3 最近、写真を撮っていて感じるのはアングルによるものの見え方の違いです。円周魚眼レンズ4mmで撮影したものと、超広角レンズ7.5mmで撮影したものと、中望遠レンズ50mmで撮影したものと、超望遠レンズ200mmで撮影したものは、同じものを写しても違う面を見ているのです。「ただ見るのではなく、”丁寧”にものを見る」というのは、こういうことをいうのかも?と考えさせられました。広い視野も大事。細部も大事。その間も大事。今のこの難局も様々な側面から見ていく必要があるのだと認識させられました。