■薄明中の (2018/05/22)BORG107FL 撮影: ※上を北に表示
今度の月面Xは土曜日の夕方という好条件になります。2/1(土)17時~21時頃に見頃を迎えます。ピークは20時頃。東京の日没が17時08分ですから日没前からスタンバイしておきたいところです。上弦は翌2/2(日)10時すぎなので、今回は上弦前に起こります。上の写真とは少し様子が違いますのでご注意下さい。
■空が暗くなってからの (2018/05/22)BORG107FL 撮影: ※上を北に表示
月面Xはピーク時間を過ぎたからといってすぐに見えなくなるわけではありません。徐々にX字が崩れてきて「月面火」のような形状になってきます。この見え方の変化も追ってみると楽しいですよ。「月面X」以外にも「」や「」も楽しめます。月面Vも月面LOVEも月面Xとほぼ同じ時刻に見頃になります。
■月面X(2019/12/04・17:00)BORG90FL(直焦点)オリンパスE-P5 ISO200 セルフタイマー 撮影:中川昇
前回の月面Xです。とにかく天気が一番のポイントです。それと今回の月の高度がかなり高いのも注意が必要です。ピント合わせが苦しくないようにニュートン反射望遠鏡以外の望遠鏡で撮影する場合は、背面液晶が動くタイプのデジカメがお勧めです。
■冬の星座 OLYMPUS E-M5MarkII 絞りF2.8 露出4分 ISO800 ポラリエ恒星時追尾 LEEソフトフィルターNo.2使用 撮影:飯島裕様
晴天に恵まれましたら、ぜひオリオン座のベテルギウスの明るさの変化にも注目してみてください。
<中川昇の目線>
2/1ですが、とにかく晴れて欲しい。ただそれだけです。今月があまりにも天候が悪すぎて、天文ファンとしてはモチベーションを保つのが困難なほどでした。今度の2/1の月面Xは2020年に6回ある月面Xを見られるチャンスの中でも1番の好条件です。これを逃す手はありません。ここのところ、天文現象は本当に悪天候続きなので皆さん晴れるように祈りましょう。過去の月面Xの記事→2019/12の記事、2019/08の記事、 月面Xの詳細の記事なども参考にしていただければ幸いです。
【追記】
■月面Xと月面LOVE(2020/02/01・20:20) 1.4倍DG パナGX7MKII 大トリミング 撮影:中川昇
2/1は無事晴れて、月面Xと月面LOVEが良く見えました。矢印と地形が微妙にずれているのはご愛嬌ということで。