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■バラ星雲1(2020/01/03) BORG107FL(直焦点)ソニーα7s QBPフィルター 60秒(合計80
分)ISO12800 高橋EM11赤道儀  DSS  PhotoshopCC Nik  撮影地:横浜市旭区 撮影:山崎四明様

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■バラ星雲2(2020/01/03) BORG107FL(直焦点)ソニーα7s QBPフィルター 60秒(合計80
分)ISO12800 高橋EM11赤道儀  DSS PhotoshopCC Nik  撮影地:横浜市旭区 撮影:山崎四明様

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■バラ星雲3(2020/01/03) BORG107FL(直焦点)ソニーα7s QBPフィルター 60秒(合計80 分)ISO12800 高橋EM11赤道儀  DSS PhotoshopCC Nik  撮影地:横浜市旭区 撮影:山崎四明様

<撮影者のコメント>
中川さま。改めて明けましておめでとうございます。本年も宜しくご指導のほどお願い致します。何時もブログに掲載して頂き有難うございます。正月初撮りにバラ星雲を狙ってみました。2016年頃は明るい街中での一枚撮影に挑戦しておりましたが、撮影条件や機材の進歩でいろいろな撮影方法が出来てきて、今回も「高感度、短時間露光、多数枚数撮影」のコンポジットで挑戦してみました。
一枚目はバラ星雲の構造が綺麗に見られ、2枚目、3枚目はよくあるバラの花をイメージした写真ですが、この辺は好みでどうにでもアレンジできます。1枚目の星雲の構造から黒い線状の入り組んだ活発な星雲の様子が分かりますが、この辺りで新しい星の誕生がなされているとか、中心のNGC2244という散開星団もこのようにして誕生したと言われています。きれいなバラの花の正体がスゴイ星雲の姿をしている事が分かり、小さい画像ながら又、新しい神秘の姿を見る事が出来ました。

<中川昇の目線>
毎回書いておりますが、御年87歳になられる山崎さんが新年からバリバリと天体写真を撮影されているのを見ると元気をいただくというか、50代の私が寒いとか晴れないとか言っている場合ではないとも思いました。今回も横浜でBORG107FLの直焦点(補正レンズなし!)での撮影です。前回の馬頭星雲の写真もインパクトがありましたが、今回のバラ星雲も勇気が湧いてきてインパクト大です。BORG107FLは補正レンズなしの直焦点(つまり2枚玉)でもコマ収差が少なめなので、ヌケが良く光害地でも淡い散光星雲が特に写りが良いようです。これからも「えっ?これが横浜で撮れるの?」という作品を期待しております。