■ 12月4日（水）月面X好条件
今年最後の月面Xは好条件です。晴れたら見逃さないようにしましょう。から。から。最大の見頃の時間は東京で16時40分ごろです。詳細な時間はこちらから。
■12月9日～12日：宇宙ステーション
■12月中旬：金星と土星が大接近
夕方の南西の空で宵の明星として輝く金星と今シーズンの見納めの土星が満月4個分の近さまで接近します。
■12月15日ふたご座流星群極大
今年は月齢18の月が近くにあり、あまり条件は良くありません。
■12月23日（月）明け方の細い月と火星が接近
12月23日の未明から明け方、東南東から南東の低空で細い月と火星が接近します。
■12月26日（木）部分日食
12月26日の午後、全国で部分日食が見られます。東日本では太陽が欠けたまま沈む日没帯食となります。東京の欠け始め時刻は14時28分。食の最大は15時35分。16時33分に欠けたまま沈みます。その他詳細な情報はこちらから。富士山の頂上に沈むダイヤモンド富士という現象ですが、この日は場所を選べば欠けた太陽が富士山に沈む様子が写せるはずです。情報は例えばこちらから。この日は高尾山でダイヤモンド富士が見える日なので、晴れれば高尾山は例年にも増して混雑しそうです。シュミットでは太陽撮影用のD5フィルター在庫あり。
■12月29日（日）夕方の細い月と金星が接近
12月29日の夕方から宵、南西の低空で細い月と金星が接近します。
■月・金星・木星・土星・富士山（2019/11/30）LAOWA7.5mmF2 絞り開放 パナGX7MKII 手持ち 撮影：中川昇
撮影地は神奈川県三浦半島の立石海岸です。今まで10数回訪れた中で一番きれいな富士山が見えました。たくさんのカメラマンが訪れていました。BORG＋MFTで富士山、江の島、海、月などをたくさん撮影してきたので近々ご紹介予定です。手前の岩場には釣り人が写っています。
＜中川昇の目線＞
2019年12月の天文現象のハイライトは12/4の月面Xと12/26の部分日食ですが、11月下旬の月と金星のランデブーを見てから、やっぱり月や惑星のランデブーは実に美しいと強く思うようになりました。特に冬場の澄んだ空の薄明時の微妙なグラデーションの変化を味わうだけで楽しめます。その意味で12月に何回か起きるランデブーは天気とタイミングが合えばぜひ見るようにしたいものです。その際、双眼鏡があると楽しみの奥行きが全く違います。これも改めて実感しました。本項は新しい情報を随時更新していく予定です。
P.S. 開催中のウィンターセールですが、ZWOのカメラも対象に加わりました。こちらから。他にも発信したい情報がたくさんありますので、随時情報発信する予定です。12月もサイトロンジャパン・シュミット・中川光学研究室ブログをよろしくお願いいたします。
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