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■ 横須賀・立石海岸(2019/09/14) LAOWA4mmF2.8 オリンパスE-P5 撮影:中川昇
左下の岩が立石です。立石のいわれはこちらでご案内済です。日没直前はこのように全天雲に覆われていました。この雲がこのあと劇的に変化していきます。
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 ■横須賀・立石海岸(2019/09/14) LAOWA4mmF2.8 オリンパスE-P5 撮影:中川昇
満潮が近付くにつれ風も強くなり、防波堤兼駐車場に高波が打ちつけています。この後我々とカメラとレンズは波の洗礼を浴びます。この画像はその直前の瞬間です。LAOWA4mmF2.8使用時のオリンパスE-P5の上下のケラレ状況が良く分かります。
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 ■横須賀・秋谷海岸(2019/09/14) LAOWA4mmF2.8 オリンパスE-P5 撮影:中川昇
太陽光がどこまで当たっているのか?が手に取るように分かります。そして雲が切れ始めました。これは今夜の星空が期待できるかも?という雰囲気です。このあたりの天気の変化を全天の雲を読み取ることにより予測できるようになれば、天気予報だけに頼らず個人の判断で動くことも可能になるかと思います。
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■ 横須賀・秋谷海岸(2019/09/14) LAOWA4mmF2.8 オリンパスE-P5 撮影:中川昇
日没後に見事に快晴になりました。木星も見え始めます。ただし、西の空低いところは雲があって富士山や江の島は見えません。この辺も慎重な観察が必要です。加えて気温、湿度、風量、風向き、さらに匂いなど人間の五感もフルに活用すれば目に見えないデータも取得することが可能です。この後、夏の天の川がハッキリと見えてきました。
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 ■横須賀・立石海岸の星空と私(2019/09/14) LAOWA4mmF2.8 オリンパスE-P5 露出6秒 ISO1600 撮影:中川昇
まず上方には星空を見上げる私。また雲が湧いてきたので天の川は厳しくなりましたが、天頂にベガ、その下にデネブが見えています。右上の明るい星は木星。画像を大きくするとさそり座も写っています。周囲の街灯や視界、建物などの情報が1枚で入手できますから撮影地候補探しとしても有効なレンズだと思います。とにかくあらゆる用途が次々と湧いてくる「魔のレンズ」です。
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■今回の撮影機材 LAOWA4mmF2.8 オリンパスE-P5 撮影:中川昇
E-P5のグリップは高さが低いのでけられることはありません。

<中川昇の目線>
昨日のNHKで「突撃!天気予報のお金の秘密(10/5再放送)」というタイムリーな番組を放送していたので録画してみてみました。そうすると天気予報に関する実に興味深い話が続々と。興味のある方は再放送を見ていただければと思いますが、私が感じたのは気候変化に伴い雲の写真がビジネスにつながるということとウェザーマーチャンダイジングという概念です。以前から「涼しくなるとコンビニでおでんが急に売れ出す」という類の話は有名でしたが、今回森永のアイス「チョコモナカジャンボ」(個人的にも大好き)がウェザーマーチャンダイジングをうまく活用して、欠品も在庫過剰も起こさず年間実に190億円を売り上げているというデータが紹介され心底驚きました。
別の番組でも「日本の四季がなくなる」「みんなの知恵を出し合って温暖化を防ぐしかない」という話題が出ましたが、私もそう思います。個人個人が知識と道具を駆使して危機感を共有し具体的に行動していく。そのためには前も書きましたが、天体望遠鏡、双眼鏡、超広角レンズといった道具とそれを使いこなす知識と経験も必要と思います。番組では気象予報士が双眼鏡で遠方の積乱雲を確認している様子も流れましたが、まずは専門家がこういった道具を使いこなして周囲に伝えていくという作業も必要だと感じました。国に何でもかんでも頼るのではなく、できることは個人や組織や会社単位で動く。弊社もそういう考えで温暖化防止に貢献していきたいと考えています。

P.S. さて今日9/29はセレストロンやスカイウオッチャーの天体望遠鏡・双眼鏡・アクセサリーなどの光学機器の増税前駆け込みセールの最終日です。締め切りは9/29(日)23時59分までです。自分だけでなく家族や近所の若い世代に宇宙的視野を持ってもらうためにも、少しでも良い光学機器を少しでも安く入手しておくという考え方はいかがでしょうか?あなたの行動が世界を動かす人材を育てることにつながるかもしれません。

P.S.2 セール品のおススメ情報はセット①セット②パーツ①パーツ②となっております。今なら夕方の西の空に木星土星を何とか見ることが出来ます。