photo_20190805221601
■夏の天の川(はくちょう座~さそり座へ、明るい星は木星)
2019年8月4日20時12分~ LAOWA15mm F4 絞りF5.6 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 5分露出×12枚コンポジット ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町 撮影:加曽利哲也様

<撮影者のコメント>
梅雨明け以降、晴れてはいるものの湿度が高いせいかどうもスッキリした青空に恵まれませんでしたが、4日はなかなかよさそうな透明度だったこともあって、久しぶりに房総半島へ出かけました。実に4ヶ月ぶりです。いつもの撮影場所に着いた当初は薄雲が広がったりして、「もしかしたら外したかなぁ」と心配しましたが、しばらく待つと天の川がドーンと現れて、素晴らしい星空が広がりました。まずは、作例が少ないLAOWA 15mm F4で撮影開始です。最近、巨大なシグマのArtばかり使っていたので、実にコンパクトに感じます。鏡体は金属製で高級感があって、初めて中国製のレンズでしたが、これは侮れないと思いました。今回、絞りは1段絞ってF5.6としました。ちょっと暗めですが、ISO3200なら2~3分の露出で撮れるので、天体用としても充分使えそうです。さすがに最周辺は星像が流れますが、フルサイズ対応の15mm超広角ということを考えると、なかなかのものではないでしょうか。もちろんSWATとの相性は抜群です。詳しくはこちらでご覧ください。

<中川昇の目線>
LAOWA 15mm F4は記念すべきLAOWA第一号のレンズです。LAOWAの歴史はこのレンズから始まります。「超広角レンズなのにマクロが使える」というのがこのレンズの売りです。なので敢えて天体写真に使う人はほぼいなかったのだと思います。そのため天体写真の作例がほぼありません。その意味で非常に貴重な作例です。木星を見ると実に美しい光条が出ています。さらにM6・M7・M22等の星団もきちんと分解。しかも撮影地が千葉の房総半島のそんなに奥地ではありません。加曽利さんありがとうございます。フルサイズ対応で15mmでこの価格(約8万円)でこの軽さ(410g)でこの像なら許容範囲ではないかと思います。しかも今ならキャッシュバックキャンペーン中で5,000円がキャッシュバックされます。眼の肥えた天文ファンにも検討の余地ありのレンズだと思います。

【お詫び】:アポロ11号着陸地点が見頃の日を8/5-8/6とご案内しておりまいたが、私の勘違いで8/5は間違いで、今日8/6夕方~が見頃でした。大変申し訳ありませんでした。8/7以降も着陸地点自体はコントラストは落ちますが見え続けています。そして下弦側の見頃が8/20-8/21になります。ほぼ2週間見え続けていますからその変化を追いかけるのも面白いかもしれません。

P.S. 気象現象のご紹介です。「反薄明光線」をご存知ですか?私は初めて聞きましたが、ほんのり考房さんのこちらの記事ネットのニュースで知りました。夏の夕方に見られるそうです。今日もチャンスかも?

P.S.2 今晩8/6の月面ですが、
アポロ11号着陸地点が良く見えています。初めてじっくりと眼視で着陸地点付近を観察することが出来て幸せでした。欠け際に来ると意外に起伏に富んでいて、面白い地形でした。晴の海のリンクルリッジ(シワ)も良く見えました。ただ、シーイングが非常に悪いのが残念でした。
P8060118xst1
月面:アポロ11号着陸地点(2019/08/06)BORG67FL E-PL1 手持ち 撮影:中川昇
ピンボケの写真で恐縮ですが、汗だくで撮った記念に載せてみました。次は月面Xだ。