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■木星 2019/6/19 00:57JST頃 EdgeHD800+ TVx4 + ZWO ADC + ASI385MC 90sec 25%スタックNexstar Evolution 架台自動追尾 撮影地:東京都江戸川区 撮影:根本泰人様
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■土星 2019/6/19 01:18JST頃 EdgeHD800 + TVx4 + ZWO ADC +ASI385MC 10,000フレーム 25%スタック Nexstar Evolution架台自動追尾 撮影地:東京都江戸川区 撮影:根本泰人様

<撮影者のコメント>
根本です。こんにちは。梅雨空が続きますね。なかなか撮影のチャンスが訪れないのですが、昨晩本当に久々に良いシーイングに恵まれました。薄雲がかかっていたのですが、夜半過ぎに木星が南中を過ぎて下がってきてから気流が安定しました。今年一番でした。 
EdgeHD800で撮影しましたが、久々に性能を発揮できたように思います。私自身も条件が良ければこんなに良く写るのかと改めて思いました。次の好シーイングにはもっと大口径を投入したいです。黒い影は衛星エウロパのものです。 土星は高度があがってからの撮影ですが、木星の時よりもシーイングが悪化しました。それでも模様を強調すると極の六角形の模様がわかります。 なおまだ撮影した画像をほとんど処理していないので、もっと良いものがあれば、後日またお送りします。
それからセレストロンの新製品「フォーカス・モーター」は非常に調子が良いです。架台のコントローラーでもPCのソフトからでもピント調整ができ、ピント位置の数値がわかるので大変便利です。セレストロンのシュミカセには必須のアイテムだと思います。
<中川コメント>
木星は縞模様の解像度の高さももちろんですが、何といっても色彩が豊富ですね。じっとみていると縞と縞の間にも細い縞が見えてきて、その縞にきちんと色が着いているのが分かります。さすがは根本さんです。土星も環の美しさの再現ももちろんですが、本体の縞模様の色の差が分かります。さらに好シーイング下でさらに大口径の画像も見てみたいものです。根本さん、期待しています。

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■月面(2019/06/18,23時)BORG67FL+オリンパスE-PL1ボデー 手持ち 撮影:中川昇※上を北に表示
久しぶりに3夜連続の月面写真です。この時期の満月前後の月は南側の部屋の中から撮影するにはちょうど良い高さ(低さ)なので、かえって助かります。手持ち撮影だと帰宅後に疲れていても撮影する気が起きるのです。ここのところの月面は月の東側(写真右側)が秤動によりこちら側にぐっと寄っており、見やすくなっています。今晩6/19-20の夜中も晴れれば、危難の海や東側火口列(ペタビウスラングレヌス)がいつもよりさらに良く見えるはずです。 
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■危難の海付近 
撮影:東田守生様(大阪府)※上を北に表示(文字は中川記入)
危難の海付近にも名所がいくつもありますが、今日はプロクルスとオニール橋をご紹介します。プロクルスの特長は2つ。ひとつはその明るさ。もうひとつは光条の方向性です。明るさは月面で一番明るいアリスタルコスに次いで月面で2番目の明るさ。とにかくまぶしほど明るいです。そして光条は特定の方向にだけ伸びていて、非常に特長的な形状です。また、オニール橋は1953年アメリカのオニールという記者が「月面に橋のようなアーチ状の地形がある」と発表して当時大騒ぎになりましたが、現在ではその存在は否定されています。私も学生の頃に興味を持ってオニール橋を追いかけて「オニール橋の正体」というタイトルで天文ガイドのフォトコンに応募したら見事入選しました。良い思い出です。
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■月面(2019/06/19,23時)BORG67FL+オリンパスE-PL1ボデー 手持ち 撮影:中川昇※上を北に表示
4夜連続の月面撮影です。今晩は横浜では透明度が非常に悪く月の色は濁っていますが、危難の海、プロクルス、東側火口列が良く見えています。この後、透明度が上がってくれれば嬉しいのですが…。

P.S. BORG製品入荷情報です。入荷未定だったレデューサー0.72×DGQ【7872】が2台入荷しました。71FL、90FL専用の4枚玉高性能レデューサーです。APS-Cなら107FLにも使えます。その他のBORG製品最新在庫状況(シュミット)はこちらから。