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◎製品概要
希望小売価格:オープン価格
予想市場価格:28,000円前後(税別)
発売日:2019年7月19日(金)
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KAMLAN50mmF1.1II
◎主な仕様
焦点距離:50mm
最大口径比:F1.1
最小絞り:F16
画角:32度(APS-Cフォーマット)
レンズ構成:6群8枚
最短合焦距離:0.4m
フォーカス:マニュアルフォーカス(MF)
マウント:キヤノンEF-M/ソニーE(APS-C)/フジFX/マイクロフォーサーズ
寸法:約72×68mm
重量:563g
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KAMLAN50mmF1.1II
発売以来大変ご好評いただいているKamlan50㎜F1.1のグレードアップモデルです。高屈折ガラスを6枚使用した6群8枚の新しい光学設計により、従来モデルに比べて周辺光量が豊富になり、口径食の影響も少なくなっています。

◎F1.1の絞り開放時には柔らかく豊富な諧調と美しいボケ味による優しい描写で、ポートレートや物撮りに最適です。絞りを2~3段絞るとコントラストやシャープネスも向上し、一本のレンズで様々な表現を楽しむことができるのも本レンズの魅力です。またF1.1という極めて明るい開放F値は、夜間のスナップなど暗所での撮影に威力を発揮します。
◎高級感ある鏡筒は堅牢な金属製。掌に載せるとヒンヤリとしたとした金属の質感と、程よい重量感を感じられることでしょう。心地よいトルク感のピントリングにより、マニュアルフォーカスながらも快適な焦点調整が可能。絞りリングはクリックレスですので動画撮影にも最適です。また、11枚の絞り羽根により美しいボケ味を実現しています。
◎金属製のフードが標準付属。有害な光線をカットするのはもちろん、大きな前玉を保護します。レンズ先端にはΦ62㎜径の市販フィルターが使用可能です。
◎ソニーEマウント(APS-C)、富士フイルムXマウント、キヤノンMマウント、マイクロフォーサーズの各マウントに対応しています。

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KAMLAN50mmF1.1II
個人的には、かの銘玉キヤノンEF50mmF1.0Lを所有しています。価格はKAMLAN50mmF1.1IIの10倍はしますから、雨の日や海岸では怖くてとても使えません。その点、本レンズはF1.1で3万円前後というアンビリーバブルな価格なので悪条件下でも遠慮なく使えます。その中から一歩踏み込んだ名作が生まれるかもしれません。

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KAMLAN50mmF1.1II+フジX-T2 撮影:中川昇
お気に入りのフジのデジカメでこんな明るい魅力的なレンズが使えるなんて夢のようです。他にもEOS-M用、ソニーE用、マイクロフォーサーズ用がありますが、いずれのメーカーの純正レンズでもこのスペックのレンズは存在しません(中川調べ)ので、このレンズならではの描写がお気に入りのボディで楽しめるわけです。
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■あじさい(2019/06)KAMLAN50mmF1.1II開放+フジX-T2 手持ち 撮影:中川昇
F1.1なので被写界深度は非常に浅いです。それを利用した美しいボケ味が一番の売りです。今まで個人的に100本以上のカメラレンズを所有してきましたが、一番好みのボケ味かもしれません。
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■あじさい(2019/06)KAMLAN50mmF1.1II開放+フジX-T2 手持ち 撮影:中川昇
このピントの薄さは他のレンズでは味わえません。あじさいのガクのボケ方をとくとご覧ください。11枚の絞りも効いています。
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■あじさい(2019/06)KAMLAN50mmF1.1II開放+フジX-T2 手持ち 撮影:中川昇
発色も階調も大変豊かです。このレンズならではの独特の描写が魅力です。
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■あじさい(2019/06)KAMLAN50mmF1.1II開放+フジX-T2 手持ち 撮影:中川昇
背景の花のボケ味をご覧ください。特に左下のあじさいのとろけ方が見事です。
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■あじさい(2019/06)KAMLAN50mmF1.1II開放+フジX-T2 手持ち 撮影:中川昇
後方の白いボヤボヤはあじさいに見えませんが全てあじさいです。前ボケも後ボケも味があります。
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■あじさい(2019/06)KAMLAN50mmF1.1II開放+フジX-T2 手持ち 撮影:中川昇
マニュアルフォーカスの感触はこの価格にしては良すぎます。BORGのヘリコイド以上のスムーズさです。ピント面が浅い分だけマニュアルフォーカスの感触が非常に大事ですが手抜きがありません。Kamlan50㎜F1.1(I型)との最大の違いは周辺光量の多さと球面収差の少なさです。大きくて重いだけのメリットはあります。

<中川昇の目線>
一言、このレンズ買いです。試写のために借りた途端にその「吸い込まれるようなレンズの魔力・所有欲を満たす量感と質感・シャープさと柔らかさが同居した描写」にすっかりハマりました。恐らく多くの方にとって初めての感触、初めての描写だと思います。このレンズが約3万円で手に入れられるならすぐにでも購入したいと多くの方が思うと思います。梅雨明けが期待される7/19(金)の発売予定です。他にも多くの作例がありますので、あと1~2回レビューを予定しています。お楽しみに。

P.S. 7月の天文現象のおさらいです。梅雨明けが待たれますが、明日7/13(土)は月と木星が接近。さらに7/15-16には月面Aが出現。7/16(火)は月と土星の接近。そして7/17(水)明け方に部分月食と天文現象が続きます。諦めずに雲間を狙いましょう。7/21(日)のアポロ11号着陸50年の記念日は、ほんのり考房さんのご協力の下、再度特集を組む予定です。昨日もNHKでアポロ8号の番組をやっていましたが、いかにアポロ計画が様々な分野の発展に寄与したかの一端が良く分かりました。次回放送は7/18・アポロ11号ですよ。お見逃しなく。

P.S.2 シュミットのオリジナルセットのご紹介です。その名も「C5鏡筒PRONTOセット」です。初めて望遠鏡を買う方にとってのおすすめポイントはこちらに詳しいですが、中川目線でいうともうひとつ「アナログ操作」というポイントがあると思います。どうもデジタル機器は馴染まないという方にもこれなら安心してお勧めできます。梅雨明け前に入手してみてはいかがでしょうか?