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■太陽黒点(2019/04/19)2019/4/19 10:43JST頃 Celestron C90 + D5300 (HKIR) バーダーアストロソーラーフィルター ISO400 1/1250 Celestron Nexstar SE 架台自動追尾 撮影:根本泰人様 

<撮影者のコメント>

根本です。こんにちは。出勤間際に慌てて今日の太陽を撮影しました。雲の合間からでした。このところ目を楽しませてくれた2738が西の縁にしずみかけていて、その東隣の小さな黒点は2739だそうです。C90とNexstar SEの組み合わせは、望遠鏡を窓際に出して1分ほどで撮影に入れるので、急いでいる時には助かります(笑)

<中川コメント>
根本さん、いつもありがとうございます。掲載が遅れてしまいました。今日の太陽黒点の様子はこちら(無黒点かも)。今回は太陽黒点の撮影にも適している現在セール中セレストロンC90マクストフ鏡筒がいかにお買い得な鏡筒なのか?を分かっていただくために以下に機材紹介の記事を書きました。写真も撮りおろしです。やはり文字よりも写真の方が特徴が伝わりやすいと思います。

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セレストロンC90マクストフ鏡筒を片手で持つ。
口径90mm、焦点距離1250mm、F13.9のマクストフカセグレン鏡筒です。鏡筒重量は2.2㎏です。

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セレストロンC90マクストフ鏡筒を片手で持つ。
鏡筒には三脚台座(ドブテールバー)が装備されており、そのままお手持ちのカメラ三脚やビクセン互換の架台やプレート(2点止め可能)に装着が出来ます。鏡筒長はわずか25㎝(ツマミを入れて28㎝)です。

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セレストロンC90マクストフ鏡筒のメニスカスレンズと副鏡。

 三脚台座(ドブテールバー)には3か所の穴が開いており、ビクセン互換の架台に装着する際にネジがしっかりと固定されます。

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セレストロンC90マクストフ鏡筒で天体と地上を見る。
付属品をセットしたところです。この状態で39倍で地上観察も天体観察も可能です。対象はC90鏡筒の上に載っている小さなファインダー(正立)で行います。ファインダー脚もビクセン互換なので、他のファインダーも搭載可能です。

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セレストロンC90マクストフ鏡筒を正面から見る。
マクストフカセグレン式とは、主鏡(奥の大きな鏡)と副鏡(手前中央の小さな鏡)の2枚の球面鏡に加えて、メニスカスレンズという補正レンズを鏡筒の前面に配置した光学系です。焦点距離が長い割にコンパクトで高性能な光学系が低価格で供給が可能です。

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セレストロンC90マクストフ鏡筒で天体と地上を観察する。
ピント合わせは鏡筒の後方に出ているツマミで行います。中で鏡が動く方式なのでピントを調整しても全長は全く変わりません。
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セレストロンC90マクストフ鏡筒に一眼デジカメを装着する。
カメラを装着する場合は接眼部のTネジを利用して、別売の各種Tマウントを装着するだけです。1250mmの望遠レンズとして使えます。(さらに拡大も可能)

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セレストロンC90マクストフ鏡筒の付属品
手前左から正立ファインダー(ビクセン互換脚)、接眼部(Tマウントネジ付)、接眼レンズPL32mm(39倍)、45度地上プリズム(31.7mm)、さらに写真には写っていませんが、キャリングケースも付属します。

<中川コメント>
ベテランの根本さんも愛用されているように、定評のある光学系なので、その点は心配いりません。この鏡筒の最大の欠点はコンパクトすぎて外観がずんぐりむっくりで望遠鏡に見えないということでしょう。実際はこれだけコンパクトなのに焦点距離は1250mmもありますので、むしろ焦点距離が長すぎるくらいなので、月や惑星や太陽を見たり撮ったりするのには特に向いています。

これから天体の世界にまずは少しだけ足を踏み入れたいとお考えの方で、「良く見えてなるべく小さくて軽くて安くて大げさではない機材があれば」という方にはピッタリの鏡筒だと思います。GW休みが目前ですので、ぜひ今週の早いうちにご決断をされるとハッピーなGWが送れるかもしれません。土星も木星も明け方になると見えてくる季節になりましたので、見るものがないということもありません。

P.S. 今回ご紹介したC90を始めとして、セレストロンのお買い得品を集めたセレストロンセールを実施中です。そろそろGW前のご注文が締め切られる頃になりますので、迷っている方はお急ぎください。新しい世界が待っていますよ。また、LAOWAやKAMLANのレンタルもGW中は出来なくなりますので今がチャンスです。