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■アトム横浜店店内(1987年3月22日)撮影:中川昇
まずは、いかにも発掘されたという感じの写真からご紹介致します。保存状態が悪かったのか?それとも水害(アトムの前の県道が溢れて店内が浸水)のせいか?激しく劣化した写真ですがご容赦ください。アトム横浜店開店が1986年12月ですから開店4か月後の姿になります。今から32年前です。左上の写真のオレンジ色の鏡筒がセレスロン(当時ビクセン扱い)です。メガネをかけた方がアトムの平井社長です。店内に灰皿があるのが時代を感じさせます。

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■アトム横浜店店内(1987年3月22日)撮影:中川昇
今の弊社のショールームに負けない広さを誇っており、JR横浜駅から徒歩5分程度で立地も大変良好でした。大きなガラス張りだったので、目の前の県道から良く見えたため初心者の立ち寄りも多く、入門機からマニア機まで豊富な品ぞろえを誇りました。一番の思い出は、怖い方々がベンツから降りてきて「この店で一番高い望遠鏡をくれ」と言われたことです。もちろん販売致しました。
当時25歳の中川店長も写っています。スタッフの喜多君はウインドーの飾り付けが得意で左下の写真のスプレー装飾は彼が手掛けたものです。当時はタカハシ、ビクセン、五藤、ミザール、ペンタックス、ニコン、カートン、ケンコー、アストロ、日本特殊光学など実に豊富な国産の望遠鏡メーカーが群雄割拠していましたが、現在残っているのは数社にすぎません。

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■アトム横浜店の中川店長(1987年当時25歳)
「私にお任せください。」当時、九州のサンワ光学の古賀さんの広告写真のマネをするのがアトムのスタッフの間で流行っていました。それほどインパクトのある広告でした。私の後ろにはタカハシのMT130とEM1赤道儀の在庫が見えます。今までの天体望遠鏡や望遠鏡専門店の歴史を振り返ることにより、今後の望遠鏡のあるべき姿が見えてくるかもしれません。

P.S. アトム横浜店の話はとても1回では語り尽くすことは出来ません。何回かに分けて解説?したいと思います。ご期待ください。黙っていてもコーヒーが出てくるお店はそうはありません。そういえば、アトム横浜店の前にエル商会という電気屋さんがあったことを思い出しました。こういうのを芋づる式というのでしょうか?